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血液と運動

こんにちは。Spx-proの佐々木です。

最近冷え込んできたり、東方の方では大雪が降ったりと寒い日が続きますね。

あなたはお正月どのように生活しましたか?

年末年始は休みの日が多いことから、食事をたくさんとってしまい、体重が増える傾向があります。

私も例外ではなく体重が増えてしまいました。

今回はこの食事のことと関係があるお話です。

血液と運動の関係についてです。

血液の病気というとみなさんはどのようなことを思い浮かべますか?

糖尿病や脂質異常症、高血圧などですかね。

このような血液についてもどのようにして起こるのかということを交えながら紹介していきます。

ドロドロの血液、サラサラな血液

まずはじめにドロドロの血液とサラサラの血液の違いについて紹介していきます。

簡単に言えば、血液中に吸収しきれていない栄養がたくさんいる状態のことや、赤血球や白血球の塊が多く血流に存在する状態のことを指します。

あなたの身近なものでいうと血液中に糖質の濃度が高い糖尿病や高めのコレステロールなどが原因があげられます。

このようなことがなぜ起こるのかというと身体のエネルギー吸収の仕組みに関係してきます。

栄養はインスリンと呼ばれる物質が各部位に栄養を送ります。
その順番は筋肉→臓器の順で送られていき、余った分は脂肪に変わります。

自分の摂取したエネルギーが多すぎると、このインスリンの働きが追いつかなくなってしまったり、脂肪が増えることによって、インスリンの分泌が少なくなったりしてしまいます。

このようなことから血液中に多くの栄養が漂ってしまうのです。

水で考えるとサラサラの血液=純度100%の天然水、ドロドロの血液=砂糖水や食塩水などのような物質が混ざった水

というようなイメージになります。

主な原因は食べ過ぎ、ストレスや睡眠不足などがあります。
これらは糖質の取りすぎ、大きなストレス、アルコールの取りすぎによって、血液がドロドロになる原理が異なってきます。

①糖質の取りすぎ
糖質の取りすぎによって、インスリンが糖質を身体中に送り切ることができなくなり、血中濃度が高まります。
血糖値が高い状態が続くことによって、血液の流れが鈍くなります。血流の速度が落ちてしまうことで、赤血球どうしが付着してしまい、塊になって詰まってしまう恐れがあります。

②大きなストレス
ストレスを感じる時が多くなると、白血球の粘着性が増すと言われています。粘着性が増すことによって、先ほどの赤血球と同様に白血球どうしが付着し、塊になってしまう恐れがあります。
その他に白血球は血管壁に付着してしまうことで血液の流れを鈍らせ、血流の速度を落としてしまいます。

③アルコールの取りすぎ
アルコールをたくさんとることによって、血小板の吸着力が増加してしまいます。このことによって、多くの血小板が血管壁に付着してしまい流れを悪くしてしまう。アルコールと一緒によく食べられる脂質がアルコールとの相乗効果でより吸着力を増やしてしまいます。

このような理由から血液がドロドロになってしまうと血液の流れが鈍り、詰まってしまう恐れがある。そして、動脈硬化になってしまい、脳や心臓に十分な血が巡らなくなってしまい、結果的に脳血管疾患や心疾患になってしまう恐れがあります。

血液と運動

血液が実際にドロドロになってしまうという理由がわかりました。

次に、どのように運動とサラサラな血液が関係してくるのでしょうか?

まず前提として、運動は血液をサラサラにする手助けをしてくれるということです。
基本的に血液をサラサラにする重要な要因は食事になります。

なので、運動しているから安心と思うのではなく、日頃の食事にも気をつけていきましょう。

では、前提を紹介したところで実際に運動はどのように血液をサラサラにする働きと関係しているのでしょうか?

主に運動による血液の効果は3つ
①有酸素運動による脂肪燃焼効果
②血液の流れを改善
③余分なエネルギーの消費

この三つです。詳しく紹介していきます。

有酸素運動による脂肪燃焼効果

有酸素運動をすることによって、脂肪を多く利用することができます。

脂肪が減ることによるメリットはインスリンの感受性をあげることができます。

脂肪が多いとインスリンがうまく働かず、栄養を運搬する能力が落ちてしまうのです。

また、その他にも中性脂肪をエネルギーに変える働きなどもあります。

そのため、有酸素運動を日常的に続けることによって、脂肪を燃焼させ痩せることで血液の流れを助けることができます。

血液の流れを改善

運動を日常的に行っていない、いわゆる運動不足状態が続いてしまうと、血液の循環能力が低下します。

理由は筋肉を多く動かしていないため、血液が流れる回数が少なくなってしまいます。

筋肉は活動能力をあげるため、動かしていると血液が集まってきます。

そのため、身体全体に血液を循環させることができ、血管の太さが維持されたり、流れが鈍らなかったりします。

余分なエネルギーの消費

運動することによって、単純にエネルギーを多く利用することになります。

このエネルギーを多く利用することは食べる量が少量増えた程度ならエネルギーとして変換してしまうことができるのです。

つまり消費カロリーが増加するということですね。

この消費カロリーが増加することにより、本来余分なエネルギーとして吸収されてこなかった栄養が利用されることになります。

まとめ

先ほどの、前提でもお話した通り、運動はあくまで血液をサラサラにするための働きを助ける働きがあるということです。

食事に少しでも気を使うことにより、サラサラな血液を手に入れることができます。

運動を習慣にし、バランスの良い食事をするのがベストですね。

糖質・脂質
・アルコールの取りすぎには気をつけてください。

あなたもサラサラの血液を手に入れましょう!

以上、佐々木でした!
参考テキスト:健康運動指導士養成テキスト
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