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糖尿病と運動

こんにちは。Spx-proの佐々木です。

最近は寒い日が続いています。

寒い日は運動をしたいと思わなかったり、体調が良くならなかったりなど日常生活に様々な変化が起こりますね。

私は早朝に起きると寒くて布団からでることができません。

部屋の温度を測る温度計をみると温度は10度を下回っています。

私は暑がりなので、寝るときは暖房を消していますが、朝はつけなければ動けませんね。

気合いで動くしかないことはわかっていますが、なかなか難しいです。

話がそれましたので、本題に入っていこうと思います。

今回のテーマは運動と糖尿病についてです。

糖尿病は歳を重ねるごとになってしまう人が増えますね。

その糖尿病について、何が原因で糖尿病になってしまうのかということなどに触れていきながら、なぜ運動が糖尿病に良いのかということまで紹介していこうと思います。

糖尿病はどのようにして起こるのか

まずはじめにどのようにして糖尿病になってしまうのかということについて紹介します。

糖尿病に大きく関係していると言われているのは、すい臓から分泌されるインスリンと呼ばれるものになります。

インスリンというものは糖質やたんぱく質などの多くの栄養を血液を通って身体中に送る働きがあります。しかし、インスリンの働き(インスリンの感受性)が落ちてしまうと血液中に糖が溜まりこみ糖尿病になってしまいます。

では、一体どのようなことが原因なのでしょうか?

私たちに多いとされる要因は太りすぎ、いわゆる内臓脂肪の増加によるものです。
内臓脂肪が増加することによって、インスリンの感受性が下がってしまうということが起こります。

先ほども紹介したようにインスリンの感受性が下がってしまうと、糖質が血液に溜まりこみます。
血中に糖質が多く滞在しているとどうなるか。

日常生活によって体内に発生している活性酸素が血中に流れ込んだときに、身体中に分散させることができなくなるのです。

つまり、活性酸素が血中に溜まり混んでしまうということが起こります。
この活性酸素は血管にダメージを与えてしまうため、血管が損傷してしまいます。

この糖質による血管の詰まりと活性酸素による血管の損傷が起こってしまうと身体中に栄養や酸素を送ることができなくなってしまいます。

栄養や酸素が多く送り込まれなくなってしまうと手足のしびれ、多汗、頻尿、多尿などの症状が出てしまいます。

また、その他に高血圧などの合併症があった場合には脳梗塞や心筋梗塞になってしまう恐れがあります。

運動で糖尿病にアプローチ

糖尿病を防ぐ、軽減させるためにはどのようなことをすればよいでしょうか?

運動によって期待できる効果は大きく2つあります。

①インスリン抵抗性の改善
②脂質代謝の改善

インスリン抵抗性とは先ほど紹介したインスリンの働きである糖質の運び先である、糖を取り込む組織(肝臓、筋肉、脂肪)が受け取る力が落ちてしまうこと。

この二つになります。
この二つについて詳しく紹介していきます。

インスリン抵抗性の改善

インスリン抵抗性は先にも紹介したように、インスリンを受け取る組織の働きが低下してしまい、糖質が吸収しきれずに血液に残ってしまうというものになります。

そのため、インスリンの受け取る組織の働きを増やせば良いのです。

その方法とは筋トレをするというものです。
筋トレは筋肉内の組織を破壊する行為で、その組織を回復するためには栄養が必要になります。

多くの栄養を筋肉に取り込もうという働きがあるため、インスリンの抵抗性が改善し、感受性が良くなるということがあります。

インスリンヒエラルキーと呼ばれるインスリンの性質とも関係しています。
インスリンヒエラルキーというものはインスリンが栄養を送り込む順番が決まっているというものになります。

骨格筋(筋肉)→肝臓→脂肪という順番で糖質などの栄養がインスリンによって送られます。

このように筋肉が優先的に糖を取り込む働きがあるため、筋肉の吸収量を増やすことで、血中に溜まる糖質が少なくなることがわかると思います。

脂質代謝の改善

脂質代謝とは脂質をエネルギーとして使用するというものになります。

内臓脂肪を増やしてしまうと、この脂質代謝が低下してしまうということがおきます。

これらを改善するためには有酸素運動が必要になってきます。

有酸素運動は軽い運動で多く使われる遅筋線維と呼ばれる筋肉が多く動員されます。
そのことによって、酸素と脂質を使いながらエネルギーを生み出すという働きをします。

つまり、この有酸素運動によって、脂肪を使うことができるのです。

また、有酸素運動はふくらはぎを大きく、たくさん動かすことができるので、筋ポンプ作用が働き血液が身体中に回りやすくなります。

まとめ

糖尿病と運動の関係について良くわかりました。

運動を習慣にすることによって簡単に糖尿病を防ぐことができます。

しかし、たくさん運動していると思い込み、食事の量を増やしてしまう場合があるので、そこは注意です。

やはり、食事の量を管理しながら運動をしっかり行うということが糖尿病にならない最善の方法ということですね。

みなさんも食事に気をつけながら、有酸素運動と筋トレを頑張ってみてください!

以上、佐々木でした!!
参考テキスト:健康運動指導士養成テキスト
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